葬儀に参列した際に、遺族の方から品物を渡されることがあるかと思いますが、その品物がどういった名前で、どのような意味があるものなのかご存知ですか?

自分が参列する側であれば知識がなくても困ることはないかもしれませんが、逆の立場だったらと考えると知識がないことに不安を感じる人も多いはずです。

葬儀会館などで葬儀を行う場合、通常は葬儀会館で用意をしてもらえる物ですが、知識がない故に相場よりも高い品物をすすめられてしまうかも!?

そのため、遺族は故人の冥福を祈ることだけでなく弔問客へのお礼の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。

今回はそんなお礼の基本をご紹介。

もしもの時に余裕をもった大人の対応に努めることができるよう今から準備をしておきましょう。

-- この記事の目次 --
1.葬儀返礼品とは??
2.知っておきたい返礼品の種類
3.返礼品の相場について
4.葬儀返礼品はどこで買えるのか
5.葬儀返礼品のお礼状について
6.葬儀返礼品に関するよくある質問
7.知っておきたい葬儀返礼品の豆知識
まとめ

1.葬儀返礼品とは??


出典元:http://katelynkaneracing.com/okuteki.php

葬儀返礼品とは、葬儀に参列してくださった方にお礼の気持ちとして、お礼状と一緒に渡す品物です。

お礼には種類があり、うっかり混同させてしまうと弔問客から非常識だと思われかねません。

  今は昔ほど「きっちりと」という感じではありませんが、それでも基本を押さえておいて損はありません。

 

1-1.葬儀返礼品と香典返しの違い


出典元:http://www.ringbell.co.jp/kouden/content03.html

葬儀返礼品と香典返しの違いはご存知ですか? どちらも返礼品なのですが、お礼の意味が違います。

  ・葬儀返礼品 葬儀に参列してくださった方全員にお渡しする返礼品です。

  ・香典返し 香典返しは、香典を包んでくださった方にお渡しする返礼品です。

香典返しを渡すタイミングとして一般的なのは、忌明け(49日)に渡す方法ですが、最近は当日にその場で渡す「即日返し(当日返し)」をされる方も増えています。

  以上のことから、香典を持って葬儀に参列してくださった方には、葬儀返礼品と香典返し両方を返礼品としてお渡しする必要があります。

 

1-2.葬儀返礼品を渡すタイミング

葬儀返礼品を渡すタイミングは2パターンに分けられます。

どちらも一長一短です。

受付の人数や品物のサイズによって決めるのが良いでしょう。

  ・受付の際に返礼品を渡してしまう 受付で返礼品を渡してしまえば、渡し漏れることはありませんが、用意しておいた返礼品が足りなくなってしまう可能性がありますし、参列者が返礼品を持って葬儀に臨まないといけないので、邪魔になってしまう可能性があります。

  ・受付で交換券を渡しておき、葬儀の帰りに返礼品と引き換えてもらう 帰り際に渡すので、葬儀の際に邪魔にらないというメリットがありますが、返礼品の渡し漏れる可能性があります。

 

1-3.返礼品の渡し方

返礼品はお礼状と一緒に渡しましょう。

通常は清めの塩も一緒に渡しますが、宗教によっては塩を添えない場合もありますので、注意してくださいね。

葬儀返礼品とお礼状は足りなくなって渡せなかったなどということがないよう余裕持った数を準備しておきましょう。

2.知っておきたい返礼品の種類


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葬儀に関わる返礼品には場面によって種類があります。

地域によって必須であったり、最近は省略しても失礼に当たらないものもあるので、一概に全ての返礼品が必要とは言えませんが、知識として持っておくだけで、いざというときに慌てずに済みますよね。

この地域で葬儀をすることを踏まえ、必要となってくる返礼品の詳細や省略しても失礼に当たらない返礼品などは、お願いする葬儀会館などで聞くと良いでしょう。

 

2-1.通夜返礼品

通夜振舞いには出席せずに帰る方へ渡す返礼品です。

通夜振舞いに出席される方は通夜振舞いが返礼品の役割になりますので、別途返礼品を用意する必要はありませんでしたが、最近は通夜振舞いに出席したかどうかに関わらず、返礼品を渡すことも増えています。

 

2-2.会葬返礼品

香典の有無に関係なく、葬儀や告別式などの参列者全てに渡す返礼品です。

葬儀の参列者に渡すのは葬儀返礼品です。

 

2-3.香典返し

香典を頂いた方に渡す返礼品です。

直接手渡したり、郵送で送ります。

3.返礼品の相場について


出典元:https://www.pakutaso.com/

葬儀の際にはあらゆる場面で返礼品が必要となります。

弔問に訪れる人数が多ければそれだけ費用もかかりますから、相場の金額について知りたいという方は多いのではないでしょうか。

また、どのような品物を選べば良いのかもご紹介します。

 

3-1.通夜返礼品の相場と内容

返礼品は持ち運びに便利で日持ちする物がベスト! 日常生活で利用できるものが喜ばれ、以下の内容が一般的です。

  ・コーヒー、紅茶 ・お茶 ・海苔 ・羊かん ・タオル ・ハンカチ   最近は、クオカードや図書カードを選ぶ方も増えています。

持ち帰るのにかさばらないですし、自分が好きなものを買えることから喜ばれる場合が多いかと思いますが、年代によっては使い方が分からないなどで困る方もいらっしゃるかもしれませんね。

お礼の品ですから、弔問に訪れた全ての方に喜んで頂きたいものですが、何が嬉しいかは人それぞれですし、年代によっても違ってくるものです。

そのため、食べ物や日用品といった貰っても困らない無難な品物を選ぶことが多いということです。

相場は、500円~1,000円程度とされています。

 

3-2.会葬返礼品の相場と内容

もともとは「通夜返礼品」と「会葬返礼品」は区別していました。

しかし、現在では弔問に訪れた方に、通夜返礼品と同じ品物をお礼状とともに渡すのが一般的となっています。

そのため、相場、品物ともに通夜返礼品と同じ条件となります。

  返礼品選びを迷う場合は、葬儀会館などの担当者に相談するのはもちろんですが、葬儀を経験したことのある家族や友人に話を聞いてみるのもおすすめですよ。

 

3-3.香典返しの相場と内容

香典返しの相場は、頂いた香典金額の2分の1~3分の1程度とされています。

定番の品物は「通夜返礼品」や「会葬返礼品」と同様で、お茶や海苔、タオルといった日用品を選ぶ方が多いようですが、香典返しとして何を贈るかは、いつ香典返しを渡すかによって決めた方がいいかもしれません。

  香典返しは四十九日の法要後に渡すのが一般的です。

香典返しを持って訪問したり、郵送するといった方法がありますが、いずれにしても相手方に持ち帰ってもらう訳ではありませんから、大きさや重さを気遣う必要はなく、品物のレパートリーが広がります。

  また、相手によって個別に品物を選ぶことができるのもメリットですが、最近は葬儀の当日に、2,500円~3,000円程度の品物を渡す「即日返し」が増えています。

  これは、葬儀の準備の際に他の返礼品と併せて準備できることから遺族の負担が減りますし、葬儀の当日に渡せるので、香典返しの渡し忘れを防ぐことができるというメリットがあります。

  通常、香典の金額は、故人が親族であれば、10,000円〜100,000円程度、知人友人であれば3,000円〜10,000円程度が相場とされていますので、2,500円~3,000円程度の品物を用意しておけば、香典を頂いたほとんどの方に2分の1~3分1程度のお礼を葬儀当日に渡すことができてしまいます。

  しかし、香典の金額に関係なく、一律で2,500円~3,000円程度の品物を渡すことになりますから、高額な香典を頂いた場合は、別途、四十九日の法要後にも香典返しを送りましょう。

  例:即日返しで渡した香典返しが3,000円、頂いた香典が20,000円であった場合 7,000円~10,000円程度の品物が適当といえます。

既に即日返しで3,000円分の香典返しをしているので、四十九日の法要後に渡す香典返しには4,000円~7,000円程度の品物を選びます。

 

3-4.その他の返礼品と相場


出典元:https://giftnomori.com

・身内への返礼品

必ずしも必要という訳ではありませんが、親族へは2,000円~3,000円程度の相場よりも高い品物を葬儀返礼品として渡す方もいます。

特に家族葬の場合は、参列者が親族と関係性の深い知人や友人のみの少人数で執り行われますので、葬儀返礼品は相場よりも少し高い品物を用意する方と、葬儀返礼品はあえて用意しない代わりに、香典返しの際は、葬儀返礼品の分をプラスした金額で品物を送るという方に分かれるようです。

また、家族葬の場合は故人にちなんだ料理や返礼品を遺族が用意することもあります。

  ・お手伝いいただいた方へのお礼 当日、お手伝いいただいた方へお礼の気持ちはお返ししましょう。

自分たちのために時間を割いて葬儀が滞りなく進行するようお手伝いをしてくださるのはとてもありがたいことですよね。

高い品物でなくても構いません。

1,000円程度のお菓子などが相場とされています。

4.葬儀返礼品はどこで買えるのか


出典元:http://osoushiki-blog.com/

葬儀に参列してくださったお客様に渡すお礼の品はどういった所で購入することができるのかご存知でしょうか。

「なるべく効率的に良いものを選びたい」「値段の比較をして良い品物を安く買いたい」「自分の目で見て良いと思ったものを贈りたい」など、返礼品に対する考え方や思いは人それぞれです。

知っていれば状況や遺族の意向に沿って使い分けることができますし、よりお客様に喜ばれる品を用意することができるかもしれませんね。

 

4-1.葬儀会館で用意してもらう


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葬儀返礼品は、お願いした葬儀会館などで準備してもらうのが一般的です。

その地域において必要な情報とともに選ぶことができますので、葬儀の知識に不安がある方はやはりお任せしやすいですよね。

ここで注意しなければならないのは、予算をしっかりと伝えるということです。

こちらから予算を伝えなくても担当者が聞いてくれれば良いのですが、予算の摺り合わせができていないことで、相場より高額な品物をおすすめされてしまうことがあります。

  相手はプロですから、高額でもその商品を選ぶメリットを上手に説明すると思います。

不安な気持ちでいっぱいの状況です。

普段なら断れる話も「そんなにすすめてくれるなら・・・」と決めてしまう方も多いのではないでしょうか。

  担当者が本当に良い品であるからと善意ですすめてくる場合もあるとは思いますが、売り上げを上げるためだけに高い商品をすすめてくる悪質な担当者がいることを忘れてはいけません。

予算は事前に伝えておき、予算の中でより弔問客に喜んでもらえる品を探したいですよね。

 

4-2.インターネットで探す


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インターネットで探すメリットとしては、やはり安くて良い物を探せたり、選べるレパートリーが多いというところにあると思います。

同じ品物を買うなら安い方がいいですものね。

しかし、葬儀の準備とは別に動かなければならないので、多少手間はかかります。

また、相談できる人がいないので、自己判断で購入しなければならないのが不安なところです。

  自分で探すことに不安を感じている方は葬儀会館で注意点などの話を聞き、それを参考にして品物を選ぶのが良いのではないでしょうか。

 

4-3.進物店やデパートで探す

お近くの進物店やデパートで探すというのも方法の一つです。

店員さんと実際の商品を見ながら選べるのがメリットですよね。

また、それぞれの商品に対してより知識や情報をもっているのは進物店やデパートではないでしょうか。

返礼品にはこだわりたい!!という方は、一度足を運んでみては?

5.葬儀返礼品のお礼状について


出典元:http://okouden-okaeshi.net

かしこまってお礼状を書く機会なんてなかなかありません。

お礼状ってどんなもの?何を書けばいいの?という方は是非参考にしてみてください。

 

5-1.お礼状とは?

葬儀返礼品と一緒に必ず「お礼状」も同封されているものです。

お礼状とは、感謝の気持ちを書いたお礼のお手紙です。

日常生活でお礼を伝える場面はたくさんあると思います。

例えば、結婚祝いを頂いた時のお礼や出産祝い、進学祝いなどがありますよね。

そんな時どのような手段でお礼を伝えていますか? 電話でお礼を伝えて終わりという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

特に普段会えない方だったりすると直接声を聞きたいと思いますし、相手方にも電話は喜ばれると思います。

しかし、電話でのお礼はあくまでも略式で、別途ハガキやお手紙でお礼状を送るのがマナーなんです。

弔問客へのお礼も品物を渡すだけではなく、文字でしっかりと伝えたいですよね。

 

5-2.お礼状の基本

「文章を考えるのが苦手・・・」という方でも大丈夫!! 葬儀会館などで決まった定型文を用意している場合がほとんどです。

いくつかパターンがあると思いますので、その中から自分の気持ちに一番近い物を選びましょう。

定型文を参考にして、自分なりの一文を追加してみたり、定型文をベースに少し文章を変えてみたりするのも良いですね。

インターネットでも参考になる定型文を検索することもできますし、葬儀会館などの担当者に相談したり、作った文章に問題ないか読んでもらうのも一つの方法です。

 

5-3.お礼状例

葬儀会館などで用意されている定型文を利用するのは、もちろん何の問題もなく、一般的です。

しかし、定型文なのでどの葬儀でも似たような文章が綴られているお礼状になってしまいがちです。

  オリジナリティのあるお礼状を作成したいという方は、オリジナル礼状にしてみてはいかがでしょうか。

オリジナル礼状というのは、故人との思い出や、趣味、人柄などをお礼状に綴りますので、葬儀に参列してくださった方達と一緒に故人を偲ぶことができますね。

文章は自分で作成してもいいですし、葬儀会館で作成してもらえる場合もあります。

興味のある方はオリジナル礼状を作成してもらえるのか、葬儀会館に問い合わせてみてください。

  葬儀をお願いすればサービスとして無料で作成してくれるという葬儀会館もあれば、追加料金で作成してくれるという場合もありますので、問い合わせた際にはオリジナル礼状の作成に別途料金がかかるのかも確認してくださいね。

6.葬儀返礼品に関するよくある質問


出典元:http://osoushiki-blog.com/

最近は返礼品が簡略化さるなど、常識も変わりつつあります。

何を簡略化して良くて、何が悪いのかつい混乱してしまいますよね。

そんな葬儀返礼品についてよくある質問をまとめました。

 

6-1.葬儀返礼品は弔問客によって金額や内容を変えるべき?

葬儀返礼品は葬儀に参列してくださった方へのお礼ですから、基本的には弔問客によって金額や内容を変える必要はありません。

もちろん、絶対ダメ!ということではありませんが、弔問客によって葬儀返礼品を変えるのは遺族の負担が大きいですし、時間的にも用意するのは難しいと思います。

特定の方だけ違う品物を渡すというのも、他の弔問客に差別されていると思われる可能性もありますから、同じものを用意した方が無難です。

生前故人が大変お世話になったなど、特別な理由がある場合は、葬儀返礼品ではなくて香典返しで少し良い物を選ぶなどで対応するのはいかがでしょうか。

 

6-2.葬儀返礼品って必ず必要なの?

最近では、葬儀返礼品は不要という風潮があることは事実です。

葬儀返礼品は必ず渡さないといけないという決まりがある訳ではありません。

あくまでもお礼なので、気持ちなんです。

ですから、特別な理由がない限り、葬儀に参列してくださった方へはしっかりお礼をしたいですよね。

  また、香典や供物、供花を辞退するケースも増えています。

もちろん辞退することが悪いということではありませんが、これも故人と縁がある方が故人に向けた気持ちなんです。

そう考えると、感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます。

」と受け取りたいですね。

  香典や供物、供花を辞退する場合は、せめて故人のために足を運んでくださった方に返礼品とお礼状は渡した方が良いのではないかと思います。

香典に関しては、他にも「頂いた香典は福祉や医療関係団体に寄付をする」という方が多くいます。

その場合は、葬儀の受付所にお香典は寄付させていただくことを明記しておき、葬儀返礼品は渡しましょう。

そして、四十九日の法要後に寄付させていただいた旨のお礼状を送りましょう。

 

6-3.後返しをする場合、葬儀返礼品は用意しなくても良い?

葬儀返礼品は用意しましょう。

後返しをすることと、葬儀返礼品を渡すことは全く別のことです。

後返しは、四十九日の法要後に香典返しをすることです。

一律で葬儀返礼品は用意しないということであれば良いとは思いますが、全員が香典持参とは限らないですし、香典を頂いた方にだけ葬儀返礼品を渡さないというのは変な話です。

葬儀返礼品を用意するのであれば、香典の有無関係なく葬儀返礼品をお礼状とともに渡しましょう。

 

6-4.生花や弔電に返礼品は必要なの?

・生花の場合

親族には、基本的に生花への返礼品は必要ありません。

しかし、故人の友人や知人などから香典とは別に生花を頂いた場合には、香典返しの品物の予算を少し高く設定してお返しすると良いでしょう。

例えば、香典金額が10,000円、生花が15,000円程度だった場合、香典のみであれば香典返しは3,000円~5,000円ですが、これに生花のお礼をプラスして、7,000円~10,000円程度の品物が金額的に妥当と言えます。

  ・弔電の場合

弔電についてはお礼の品物を贈る方はあまりいらっしゃらない様です。

ただし、頂いたご厚情に感謝していることはしっかりと伝えるべきです。

葬儀の後に必ずお礼状を贈りましょう。

 

6-5.香典返しを受け取ったら返事は必要?

一般的には香典返しを受け取っても返事はしません。

香典返しを受け取って、そのお礼状を出すということは「不祝儀が繰り返される、長引く、後を引く」という考え方がありますので、昔から避けられています。

どうしても声をかけたい場合は、お礼状ではなくお見舞状という形式でお手紙を出してみてはいかがでしょうか。

後返しで香典返しを行った後の遺族は葬儀の慌ただしさから解放されます。

落ち着いた途端にしみじみと悲しさや寂しさを感じている方がきっと多いはずです。

そんな時に心のこもったお見舞状もらったらきっと喜ばれるのではないでしょうか。

  お手紙が苦手な方は電話で遺族を力づけてあげましょう。

その際に、「ご丁寧に頂戴いたしました」や「恐れ入ります」といったお礼を述べることができるとより良いですね。

7.知っておきたい葬儀返礼品の豆知識


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葬儀返礼品について知るにあたり、知っておいた方が良い豆知識をご紹介します。

憶えなくても大丈夫!そういえば、こんなこと聞いたことあるな程度でも、きっといざという時に役に立つはずなので、頭の片隅にでも置いておいてください。

 

7-1.「即日返し(当日返し)」「後返し」について

これは、いつ香典返しをするのかということです。

  ・即日返し(当日返し)
葬儀や告別式当日に香典返しをすることです。

2,500円から3,000円程度の品物を用意しておいて、葬儀後に渡します。

ただし、葬儀に何名の方が足を運んでくださるのか、何名香典を持ってこられる方いるのかを事前に知ることはできません。

故人に届いた年賀状などで、ある程度予想することはできるかもしれませんが、足りなくなるということは絶対に避けたいので、多めに用意しなければなりません。

これは、葬儀返礼品にも同じことが言えます。

しかし、葬儀返礼品の相場は500円~1,000円程度であるのに対し、香典返しの相場は2,500円から3,000円程度であることから、葬儀返礼品の3倍~5倍のお値段です。

香典返しを予想人数よりも多く用意するということは、それだけ費用もかさむということです。

しかも、香典は一人一つは限らないんです! 会社関係の方などは部署で一括して香典を包むことが多いので、一度にたくさんの香典返しの品物が必要になります。

余らせることが前提なので、残った品物が無駄になってしまうこともある代わりに、遺族の負担は少なくて済みます。

  ・後返し

四十九日の法要後に香典返しをすることです。

これは、頂いた香典に対して個別にお返しができるので、無駄はありません。

香典の金額よって品物を選ぶこともできます。

しかし、頂いたお香典に住所の記載がなく、香典返しをどこに送れば良いのか分からないというのはよくあることです。

不可抗力ではありますが、お礼ができないのは気がかりですよね。

また、香典返しを郵送にする場合、送料がかかるので即日返しよりもコストは高くなります。

    即日返し(当日返し)、後返しどちらにもメリット・デメリットがありますし、どちらが良いというものではありません。

もちろん、葬儀の形態や香典返しの品物によってどちらを選ぶのかを決めてもいいですし、遺族の気持ち的な面で決めてもいいと思います。

「家族が亡くなって精神的に辛いときは、余計な出費があったとしても、作業に追われるより故人のことを考えていたい」や、「何もしないと故人のことばかりを考えてしまうから、できるだけ忙しくしていたい」「少し気持ちも落ち着いてきた四十九日の法要後にゆっくりお礼を決めたい」など、その時になったらどのような気持ちになるか分からないものです。

  心を込めてお礼はしたいですが、それは遺族が無理をするということではありません。

遺族ができる範囲で感謝の気持ちを伝えることができればいいのです。

 

7-2.最近の返礼品事情

最近は若い人を中心に葬儀に関することの簡略化が広まってきています。

返礼品不要論もその流れにあると言えます。

簡略化には賛否両論があります。

確かに、葬儀は準備から終わってもやらなければならないことや考えなければならないことが膨大で、精神的に参っている遺族には負担が大きいのでしょう。

葬儀も以前は、親族だけでなく故人の知人や友人にも参列してもらう一般葬が主流でしたが、今は家族葬や直葬を選ぶ方も多くいます。

葬儀は規模が小さければそれだけ遺族の肉体的、精神的、金銭的負担が軽くなります。

故人が何を望んでいるかにもよりますが、「身内だけで静かに・・・」という葬儀を希望していたのであれば、それを叶えることで遺族の負担は少しで済みます。

返礼品も今は通夜返礼品と会葬返礼品を区別しないのが主流になっています。

故人だって残した家族に無理をさせたくないという思いはあるはずです。

金銭的に苦しいのに借金をしてまで豪華な一般葬を執り行って欲しいなどとは思っていないでしょう。

  しかし、昔ながらの葬儀に慣れている方の感覚だと、当然出席する気だった葬儀が直葬だったり、せめて香典だけでも・・・と思っていたら香典を辞退されてしまったりなどでは腑に落ちない気持ちになってしまいますよね。

縁のある故人だからこそ最後を見送りたいという気持ちでいてくれるのですから、その気持ちを全く汲めないというのも寂しいことです。

もちろん、前提にあるのは故人と遺族の意向ですが、故人と縁のある方からの気持ちはありがたく頂いても良いのではないでしょうか。

 

7-3.カタログギフトについて

最近は結婚式の影響もあってか、葬儀返礼品や香典返しにカタログギフトを贈る方が増えているそうです。

確かに、カタログギフトなら好きなものを選べるので、お礼としては相手のことを考えたとても良い品物だと思います。

ただし、カタログギフトは持って帰るのには少々重たいのと、ご年配の方は申し込み方が分からなかったなどで無駄になってしまう可能性があるというデメリットがあります。

また、葬儀返礼品としてカタログギフトを選ぶ場合、相場の金額よりも高くなる可能性があります。

比較的若い方への香典返し(後返し)であれば、相場の金額でカタログギフトを用意することができますし、品物を弔問客に持って帰ってもらう訳ではないので、ピッタリかもしれないですね。

お礼の品を決める際にはカタログギフトも選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

まとめ


出典元:http://osoushiki-blog.com/

返礼品に限らず、葬儀全般は宗教・宗派、地域によって何を普通とするかは様々ですので、絶対にこれが正しいということではありませんが、基本と最近の主流を知ることは無駄にはなりません。

知っているということは、もしもの時に心に少しだけ余裕が生まれます。

また、一般的な知識を持っていることで、葬儀会館などの担当者との打ち合わせにもきっと役立つはずです。

  葬儀は、つい葬儀を執り行うことに気持ちが寄ってしまうものですが、葬儀に参列してくださった方へのお礼をどのように考えるかも遺族にとってはとても大切なことです。

もしもの時に、少しの知識を持っていることで何が分からないのかや何に疑問を持っているのかが初めて見えてくるため、ぜひご参考にしてください。