皆様は自分の人生の最後を飾るお葬式をどんなものにしたいですか?

「普通のお葬式でいいよ」。

確かに、シンプルイズザベスト、という言葉もありますしね。

  でも、スマホカバーも人と被らないために食品サンプルデザインを採用する子がいる時代です。

どうせなら記憶に残るものを。

それならば、音楽葬はいかがでしょうか?   珍しい葬儀形式であるのもさることながら、「自分の好きな曲で自分らしいお葬式」ということも実現出来るのです。

また、自分らしい葬儀であるということと同じくして、温かい素敵な葬儀になったという声もちらほらあります。

  そこで、今回はその音楽葬とはどんなものなのか? 音楽葬をするための知識や呼ばれた時のマナーなどをご紹介します!!!  

-- この記事の目次 --
1.音楽葬とは?
2.音楽葬ってどんな式次第(流れ)なの?
3.音楽葬で使える曲目はこれ!!!
4.確かに謎な音楽葬のマナーと疑問とは?

5.音楽葬をやりたい!そんな人には…
6.音楽葬の音楽はCD?生演奏?

7.私はこんな音楽葬を体験!

8.あの有名人も音楽葬をした!!

まとめ
 

1.音楽葬とは?


出典元:http://www.ashinari.com/2012/04/04-360219.php  

音楽葬と聞いて、「なに?」と思う方も多いはずです。

まずは音楽葬とはどのようなものなのかを説明していきましょう。

1.1.音楽中心の葬儀

きっと最初に音楽葬という言葉で思い浮ぶのは、音楽が葬儀に関わってくるということかもしれません。

実はそれは正解です。

なにを隠そう、音楽中心の葬儀が音楽葬なのです。

ざっくりと言い過ぎてしまいましたが、詳しく言うと、自由葬の中でも、葬儀の中での折に触れて音楽を流していく葬儀形式のことなのです。

無宗教葬と言われることもありますが、必ずしも、無宗教葬ではありません。

自由葬とは個々の違いに対応したオリジナリティのある葬儀を言います。

確かに、音楽を中心とした音楽葬は独創的ですよね。

ちなみに、『みんなの終活応援サイト エンなび』が2016年の4月7日から4月14日にかけて、全国の40歳以上の男女1,104名を対象とした『葬儀の音楽に関するアンケート』を実施しています。

その結果によると、約89%の方が自分の葬儀に、自分のお気に入りの音楽を流すことに対して好意的な意見でした。

これは、音楽葬に対してのニーズが高まることを予感させますし、意外と葬儀に音楽というのに抵抗がある人は少ないという表れのようですね。

 

1.2.思い出に残るのが音楽葬

音楽葬はどのようなところが良いのか。

やはりそれはなんといっても、”思い出に残ること”。

音楽葬の中で流れた曲は「その曲=故人」というイメージが少なからず残ります。

すると、日常生活に戻った時にその曲を聞いたら、故人を思い出すきっかけになるのです。

また、遺族にとっても音楽葬という葬儀は印象に残りやすくなります。

普通の葬儀と比べて、音楽葬は曲選びを始めとし、家族が関わる機会が多いのです。

そうして行った葬儀は印象に残りますよね。

 

1.3.音楽葬は理解されにくい

思い出に残る音楽葬。

とても素敵な葬儀だと思えますね。

ただし、音楽葬を行うには壁があるのも事実です。

というのも音楽葬は、”周りからの理解が得られづらい”のです。

今までになかった個性的な葬儀であることにも原因があるのでしょうが、参列者に受け入れられにくい点は頭に入れておく必要があるでしょう。

特に、年配の方からはなかなか理解が得られないことが考えられます。

過去に参列したことのある葬儀の経験などから、「変だ!」と思ってしまうことが多いのでしょう。

音楽葬を行う上で、まず問題となる点かもしれませんから、その点も考慮しなければいけない葬儀のようですね。

デメリットを避けるためにも、故人となる人が生きている間に、しっかりと相談をしておくことが肝心です。

遺言に残しておくと、意思の証明にもなりますから良いでしょう。


2.音楽葬ってどんな式次第(流れ)なの?


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音楽葬に興味が湧いたとき、気になるであろうことの一つに、どんな流れで音楽葬は行われるのか、ということがあるでしょう。

ここでは、音楽葬の流れ、いわゆる式次第についてさまざまなパターンを見ていってみようと思います。

 

2.1.音楽葬のパターン1(無宗教葬の場合)

・参列者入場 基本的には15分前には着席する形になり、静かな曲が流れます。

・前奏 ここでは、参列者に「音楽葬」が行われることがアナウンスされます。

その後、1曲献奏がされます。

・開式の挨拶  

・黙祷  

・お別れの言葉

仏式葬儀の弔辞のようなもので、故人に向けてのメッセージを伝えます。

お別れの言葉が終わると、その内容にあった曲が選曲され演奏されたり、リクエストされた曲が演奏されたりします。

・喪主挨拶
先程は故人に向けてのメッセージでしたが、今度は参列者に向けての挨拶が行われます。

この挨拶の後にも、献奏がされます。

・献花または焼香
故人にまつわる思い出の写真などをスライドにした映像が流れる中で、献花や焼香が行われます。

映像に関する曲や故人が好きだった曲が流れます。

・後奏
葬儀の終わりを告げる曲が流れます。

・閉式、出棺
故人に別れを告げる曲とともに出棺が行われます。

 

2.2.音楽葬のパターン2(無宗教葬の場合)

・開式前
開始する15分前から曲が流れます。

故人ゆかりの曲で、参列者を迎えます。

・黙祷
ここでは曲は流れません。

お別れの言葉
故人に向けた言葉が送られます。

ここでも音量が抑えられた曲が流れます。

献花、焼香
故人が好きだった曲が流れる中、献花や焼香が行われます。

弔電の紹介
曲の音量が抑えられる中、弔電が紹介されます。

献奏
故人の写真や映像が紹介される中、献奏が行われます。

お花入れ・喪主挨拶
参列者のお花入れや喪主の挨拶に合わせ、曲が流れます。

出棺
出棺準備から曲が始まり、出棺時には最大音量の曲が流されます。

 

2.3.音楽葬のパターン3(仏式葬の場合)

・開式前
開式の30分前から故人ゆかりの曲が流れます。

開式の言葉  

僧侶の入場・読経・焼香
この間は、曲が中断され、僧侶の読経を聞きます。

僧侶の退席  

弔辞、弔電の紹介
弔辞や弔電の紹介が行われる中でも、その挨拶に合わせて曲が流されます。

献奏
故人を偲び、献奏が行われます。

このとき、故人の写真や映像が紹介されることもあります。

お花入れ
参列者の全員が棺に花を入れ終わるまで曲が流れます。

喪主の挨拶
喪主の挨拶とともに、音量を抑えた曲が流れます。

出棺
出棺準備から曲が始まり、出棺時には最大音量の曲が流されます。

3つの例を紹介しましたが、行われる内容は普通の葬儀とあまり変わりがないように思えます。

違いはやはり音楽が流れるか流れないかというところみたいですね。

 

3.音楽葬で使える曲目はこれ!!!


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音楽が流れるか流れないか。

それが音楽葬かそうでないかの大きな違いとなるようですが、こうなってくると、流す曲というのが重要になってきそうです。

しかし、いざ音楽葬で曲を流します!といってもなにが良いのか、よく知らなかったり。

ということで、音楽葬の定番曲はなんなのか?どんな曲なら流してよ良いのか?を見てみましょう。

 

3.1.冠婚葬祭はクラシックが選びやすい

このような正式な場合に思い浮かぶ曲といえば、クラシックがありますね。

事実、音楽葬においてもクラシックはよく流される曲です。

では、どのようなクラシックの曲がよく選ばれているかというと……  

・アベ マリア(シューベルト)
・カノン(バッヘルベル)
・G線上のアリア(バッハ)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
・レクイエム(モーツァルト)  

などです。

一度は耳にしたことのあるクラシックの曲で、葬儀に合うものが選ばれているようです。

   

3.2.誰しもが知っている曲も有力候補

クラシックの次に思い浮かぶのが、誰もが知っているポピュラーな曲です。

世界的に有名な曲や、日本人ならば知らない人はいない、というような曲です。

これも代表的なものを挙げてみましょう!  

世界のポピュラー曲
・アメイジング・グレイス
・エデンの東
・オーバー・ザ・レインボー
・星に願いを  

日本のポピュラー曲
・精霊流し
・川の流れのように
・コスモス
・早春賦
・ふるさと
・神田川  

有名で社会的にも評価の高い曲だけに、選曲がしやすい傾向にあるようです。

また、クラシックよりも身近に感じるのも強みかもしれませんね。

 

3.3.好きな曲なら故人も喜ぶ

代表的な曲たちが選びやすいのはさて置きながら、故人が喜ぶ葬儀にしたいというのもまた一理です。

そこで、音楽葬の曲目では、故人の好きだった曲を選ぶという人も多いようです。

私の祖母も「葬儀には好きな歌手である美空ひばりさんの曲を流してほしい」と言っていたりしますし、葬儀の主役とも言える故人の意思を尊重することも大切に感じます。

 

3.4.そぐわない曲はダメなの?

故人の好きな曲は故人が喜ぶと言いましたが、もし故人の好きな曲が葬儀に似合わないような明るい曲や激しい曲だったら。

これは悩みどころですよね。

ちなみに、自由葬という形式のため、故人の好きな曲であれば優先しても良いことになっています。

ただし、あまりにそぐわないものは避けた方が良いでしょう。

音楽葬全体でいえば、10曲ほどの曲が流されることとなっています。

もし、明るい激しい曲に抵抗があるのであれば、その中の数曲に抑えることも良い手段でしょう。

 

3.5.葬儀の音楽に関するランキングって?

上で紹介した『みんなの終活応援サイト エンなび』の『葬儀の音楽に関するアンケート』。

実は続きがあります。

『自分の葬儀で流したい曲とアーティスト』です。

一般的にどのようなアーティストや曲が葬儀に好まれているのかがわかります。

○自分の葬儀で流したいアーティストランキング

1.中島みゆき
2.モーツァルト
3.ショパン
4.ベートーベン
5.美空ひばり
6.バッハ
7.秋川雅史
8.ビートルズ
9.SMAP
10.いきものがかり  

○自分の葬儀で流したい曲ランキング

1.『時代』中島みゆき
2.『川の流れのように』美空ひばり
3.『レクイエム』モーツァルト
4.『千の風になって』秋川雅史
5.『ありがとう』いきものがかり
6.『いい日旅立ち』山口百恵
7.『別れの曲』ショパン
8.『昴』谷村新司
9.『糸』中島みゆき
10.『カノン』  

思わず、「確かに……」と唸ってしまうアーティストや曲ですね。

別れや感謝、人生などに関する曲を流したいと思うのでしょう。

4.確かに謎な音楽葬のマナーと疑問とは?


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音楽葬は徐々に増えてきている葬儀の形式とはいえ、参列したことがある人はまだ少ないのが実情です。

ここでは、音楽葬に参列する際に疑問が浮かぶポイントを見ていこうと思います。

 

4.1.香典の書き方ならこれが良い!

音楽葬における香典の表書き。

音楽葬をします!と聞いたとき、なんと書けばよいのかわかりませんよね。

基本的には、故人の宗教に合わせて書けば大丈夫です。

音楽葬は自由葬であるため、「お花料」と書くことが多いのですが、わからないのであれば、どのような場合でも使える「御霊前」を使うと良いでしょう。

 

4.2.皆はこの服装をする!

「音楽葬は普段着で良い」ということを聞くこともありますが、実際はどうなのでしょうか。

皆様もなんとなく思っているかもしれませんが、”葬儀だから喪服”というのが大多数の人の意見のようです。

葬儀にふさわしい服装というのが第一選択になるのです。

 

4.3.数珠は持つ?持たない?

音楽葬では数珠がいるのか? 細かい疑問ですが、参列者にとってはこれも重要事項ですよね。

実はこちらも、故人の宗教に合わせるのがベターです。

仏式であれば持つ、無宗教であれば持たない、というような、場合に合わせた対応が必要となってくるのです。

 

4.4.席順は普通の葬儀と同じ

音楽葬と聞くと、何もかもが特別なのではないかと思い、席順も何か変わったことがあるのではないか?と疑問に持たれる方もいるようです。

しかし、その点はあまり心配しなくても大丈夫です。

席を指定されている場合や特別な指示がある場合は指示に従う必要がありますが、そうでないのであれば、一般の葬儀と同じように対応していけばなんとかなるのです。

5.音楽葬をやりたい!そんな人には…


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「音楽葬をやりたい!」そう思ってはみても、周りで音楽葬をやったことがある人は少ないですよね。

個性的で思い出に残る素敵な葬儀とはわかっていても、いろいろとわからない点も多くあるでしょう。

ここでは、どんな悩みが生まれるのか確認してみましょう。

 

5.1.このくらいの費用を出せば音楽葬ができる

音楽葬。

音楽って付くとなんだかとてつもなく高くなりそうに感じますよね。

けれど、音楽葬は自由葬ということもあり、その金額は規模や内容によってさまざまです。

葬儀のプランに演奏者の費用が加算される場合や音楽葬としてセットで演奏者の費用が含まれている場合もあります。

例えば、前者の場合は 葬儀費用+演奏者費用10~50万円(楽器や人数、演奏家のレベルなどによって開きがあり) が相場となっています。

後者の場合では、音楽葬プランを行っている葬儀会社があり、その費用は40万円のものや80万円のものなど、やはり費用も様々でした。

上にも記載している通り、葬儀自体がどのようなプランなのかや楽器や人数、演奏家のレベルなどによっても費用が大きく上下するようです。

要は、参列者も小規模で高いレベルの音楽葬を望まないのであれば費用は低く、完成度が高く多くの人を招くという音楽葬であれば費用は高くなるようです。

 

5.2.準備や法要は手探り!?

ここまででなんとなく察している方もいるでしょうが、音楽葬を行う場合は遺族も手探りで準備をしていく場合がほとんどです。

なんの曲目を流すのか? 後でも触れますがCDにするのか?生演奏にするのか? 周囲に理解を得られるのか? 故人の趣味や嗜好にあったものを…   と考えることが山積。

遺族の負担を多くしないためにも、故人となる人は音楽葬をしたいのであれば、事前に計画や準備をしなければいけないようです。

 

5.3.僧侶は呼ばなくていいの?

葬儀といえば僧侶!と思いがちですが、一般の葬儀でも、神式では神父が進行をする、というように宗教によって変化があります。

上記でも、何度も出ているように、宗教によるのです。

つまりは、無宗教であれば、僧侶は呼ばなくても良いのです。

僧侶は呼んでも呼ばなくても良い。

これが自由葬である音楽葬の良いところなのです。

もちろん、仏式の音楽葬を行う場合であれば、僧侶を呼んで、読経してもらっても大丈夫ですよ。

 

6.音楽葬の音楽はCD?生演奏?


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音楽葬の中で肝心なところは音楽をCDにするのか?生演奏にするのか?というところです。

CDの方が費用が抑えられるし、そこまでの豪華さを求めていない……。

生演奏で派手にいこう!と考えは多岐に渡ります。

もし決められないのであれば、次のような基準で決めてみるのはどうでしょうか?  

6.1.個人葬なら、小規模生演奏やCD

個人の葬儀であるならば、第一選択肢となるのが少人数による演奏やCDを流すことです。

CDを流すだけでは……と思うかもしれませんが、それだけでも十分音楽葬の雰囲気を出せますし、音楽葬自体がまだ珍しい葬儀形式のため、特別感があります。

もし、もう少し費用が出せるのであれば小規模生演奏で実際の音を感じることも良いかもしれません。

 

6.2.社葬や団体葬なら楽団や合唱団

社葬・団体葬とは故人が所属していた会社や団体が主催して行う公的な葬儀のことです。

公的な葬儀であるために葬儀の規模自体が大きく、それに伴って、音楽の点においても規模を大きくする必要があります。

その分、迫力がある音楽葬になりそうですね。

 

6.3.生演奏の費用はこれくらいだ!

先程、音楽葬の費用を説明する際に、生演奏の費用を紹介しました。

そこで、次は生演奏を招く費用について、もっと詳しく見てみましょう。

生演奏の費用は10~50万円と言いましたが、それぞれの葬儀会社によってももちろん異なります。

イオンが提供する音楽葬での生演奏の費用は 1日に演奏者1名(2時間)の場合で、29,800円(税込) 演奏者1名追加ごとに、14,800円(税込) となっています。

つまりは、お通夜と告別式の両方に1名演奏者を派遣してもらう場合だと、 29,800円(税込)×2日=59,600円(税込) お通夜のみ2名派遣してもらう場合では、 29,800円(税込) + 14,800円(税込) = 44,600円(税込) となります。

また、花葬儀が提供する音楽葬の生演奏では、 1日演奏者1名の場合で、40,000円 演奏者1名追加ごとに、30,000円 となっています。

他にも、音楽葬を提供する会社によって、多彩な費用展開があるでしょうから、リサーチして自分たちに合うものを選びたいですね。

 

7.私はこんな音楽葬を体験!


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音楽葬を体験してない人にとっては音楽葬に参列するのはどのような感じなのか、音楽葬を体験したことがある人にはどのような音楽葬が普通なのかや自分が体験したものがスタンダードなのかなどが気になってしまうものです。

そこで、この章では実際に音楽葬を体験した人たちの声を取り上げてみようと思います。

 

7.1.体験談1

私の親戚は、故人が生前は音楽を非常に好んでいたことから、葬儀を音楽葬で行いました。

無宗教であったことも、音楽葬に踏みきれた理由であったそうです。

とても素敵なクラシックの生演奏を聴くことができ、参列者としてもうれしいものであったのと同時に、故人が安らかに眠りにつくことができるような素敵な葬儀でした。

故人や遺族だけでなく、参列者にとっても思い出に残る葬儀となり、感動しました。

この体験された方は葬儀は故人にとって、とても大切なものと捉え、故人の意思を尊重した葬儀を考えている方でした。

そのため、音楽葬に対しても寛容な姿勢が伺えます。

そして、なんといっても音楽葬の強みである「思い出に強く残る」という点が見て取れます。

音楽葬は参列者が戸惑うこともあるかもしれませんが、音楽を楽しみつつ、温かい気持ちで故人を見送ることができるようですね。

 

7.2.体験談2

音楽葬を行ったのは気が若くて音楽好きな義父でした。

本人の遺志で、家族と親しい友人だけの小さい葬儀。

義父はジャズやクラシック、歌謡曲まで自分が良いと感じた曲は何でも聞く人でした。

夫と私は最後まで音楽を愛していた義父の代わりに曲を選ぶことに。

さすがに、場違いなものは使えないため、葬儀屋さんにも相談しました。

そして、会場に設備がなかったため、生演奏を諦め、参列者全員で歌を歌うことになりました。

義父が好きで、参列者全員が歌えるものの選曲には苦労し、準備は大変だったと感じたものの、結果的には、参列者にも「自分もこんな葬儀がしたい」と言ってもらえる葬儀になり、温かく義父らしい葬儀になりました。

実際に、音楽葬を行う立場であった方の体験談です。

やはり、音楽葬を行うとなると、曲選びには頭を悩ませたみたいですね。

しかし、大変だった分、音楽葬が成功した満足感も大きかったようです。

規模が小さかったのも、周りからの理解を得られやすく、音楽葬がしやすかったのでしょう。

 

7.3.体験談3

堅苦しいことを苦手にしていた故人は、大好きな家族や仲間とわきあいあいとしている賑やかな葬儀を望んでいました。

そこで、僧侶を招かないタイプの葬儀について、葬儀会社と相談。

故人は生前クラシック音楽が好きだったことから、クラシック音楽で送る音楽葬にしました。

費用は70万円ほど。

親族が非常に喜び、温かい葬儀にすることができました。

これも、音楽葬を行った側の体験談です。

葬儀は故人が主役のため、故人が喜んでくれる葬儀をしようと思い、そして、参列者にも満足してもらいたいと思いますよね。

皆が納得できる形の葬儀が一番かもしれません。

3つの体験談を紹介しましたが、この3名は皆、満足のいく葬儀となったようです。

その裏では、しっかりとした準備も伺えます。

大変だけれど、それに比例する分、音楽葬は満足度が高くなるのかもしれません。

8.あの有名人も音楽葬をした!!


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音楽葬が身近に感じられないという人もいるかもしれませんが、あの有名人も音楽葬を!

「音楽葬って誰がしてるんだ!?」と首をかしげている人も、「意外と音楽をやっている人は多いんだな」と思ってもらえるはずです。

 

8.1.桑名正博さん

歌手で俳優の桑名正博さん。

1979年にリリースした『セクシャルバイオレットNo・1』が大ヒットしましたよね。

この桑名正博さんの葬儀では、ライブ葬、いわゆる音楽葬が行われました。

40年来の親交があったロック歌手の内田裕也さんが葬儀委員長を務め、女優で歌手の夏木マリさん、女優の秋野暢子さん、TOKIOの松岡昌宏さん、ぼんちおさむさん、オール阪神さん、宮川花子さん、ハイヒール・モモコさんらが参列しました。

生前、自ら編集してパソコンに残していた桑名さんの音楽が会場に流され、長男でミュージシャンの美勇士さんが桑名さんの代表曲『月のあかり』を熱唱しました。

 

8.2.坂井泉水さん(ZARD)

ZARDのボーカルだった坂井泉水さん。

ZARDといえば、『負けないで』などのヒット曲がありますよね。

坂井泉水さんの偲ぶ会は、ZARDの楽曲が流れる中で献花が行われる音楽葬の形式でした。

喪主や葬儀委員長はおらず、司会や挨拶を入れたセレモニーも行わず、ひとりひとり祭壇に花を捧げることができたようです。

入り口には大スクリーンを設置し『負けないで』などのヒット曲を歌う坂井泉水さんの映像が流れ、祭壇はレコーディングスタジオが再現されるというこだわりが感じられる葬儀となっていました。

 

8.3.深作欣二さん

監督で演出家の深作欣二さんは映画『バトル・ロワイアル』や『蒲田行進曲』が有名ですよね。

深作欣二さんの通夜と告別式では両方とも音楽が使われました。

通夜では、喪主である長男でプロデューサーの健太さんが選曲した20曲が会場に流れる中で、弔問客が献花を行われました。

告別式では、友人代表の弔辞を述べる菅原文太さんが献花した際に『仁義』のテーマ曲がかかるという場面もありました。

また、映画『蒲田行進曲』『バトル・ロワイアル』のテーマ曲や、深作欣二さんが好きな越路吹雪さんの『バラ色の人生』、ザ・ブルーハーツの『1001のヴァイオリン』などが流されました。

音楽葬ということで、てっきり歌手の人ばかりかと思っていましたが、そうではないようですね。

ただ、有名人といえども音楽葬をしている人はあまり多くはありませんでした。

まだまだマイナーな葬儀形式ということは、世間でも芸能界でも一緒みたいです。

 

まとめ


出典元:https://www.photo-ac.com/

以上で、音楽葬についての解説は終わりです。

「よく知らなかった」という人もいたかもしれませんが、少しは理解できたのではないでしょうか?   急に音楽葬に呼ばれたときの対処法、例えば、音楽葬であるからといってカジュアルな服装で良いというわけではなく喪服の方が良いことや、香典の書き方は迷ったら「御霊前」と書いておいた方が良いことはけっこう役に立つ知識だと思います。

また、実際に音楽葬を行う上で、どのくらいの費用が相場なのかも学ぶことができましたよね。

手探りで音楽葬をしようと思ったらとんでもない費用になった!ということも防ぐことができるはずです。

また、「自分の葬儀は音楽葬が良い!」というなら、事前の打ち合わせも、納得のいく音楽葬を行う上では大切でした。

音楽葬の体験者が運よくいれば良いですが、なかなか音楽葬での悩みを相談する相手はいないものです。

今回の知識を覚えておいて、音楽葬という葬儀に巡り合ったときは余裕を持って、故人のために温かで素敵な葬儀にしてさしあげてください。

きっと故人とのかけがえのない思い出の中に、音楽葬も加わるでしょう。